園長便り2019-02

赦してくださる神様

園長:平田泰三

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春特有の天候のため気温が上下し落ち着きませんね。今の時期、着る服など困ってしまいます。せっかくクリーニングに出したけれど、タンスから出そうかどうか迷うことがあるのではないでしょうか。どうぞご自愛ください。

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三育幼稚園では聖書の教えに価値観を置いています。その理念をお伝えしています。聖書の神様の本質は「赦しの神様」です。人は多くの失敗をします。幼稚園もこどもたちの体験する初めての社会ですから、「失敗」はつきものです。失敗しない人間なんていません。失敗には恥ずかしさや挫折感が伴います。そのようなとき、ぜひ知っておいてほしいことは、天には赦しの神様のおられることです。そのことは安心感につながります。たくさん失敗して、たくさん赦される経験を幼稚園では体験してほしいと思います。赦してくださる存在がある時、失敗しても隠さなくてよくなります。

必ず赦されると信じられると「ごめんなさい」がきちんと言える子が育ちます。失敗した時は「ごめんなさい」ということ、そして「いいですよ。今度からきをつけようね。」という言葉を聞く対話・機会は希望につながります。小さなことですがとても大切です。そのようなステップをふんで「もう一度がんばろう」という気持ちが起こるのです。

聖書にもイエス様のお弟子さんたちの失敗が描かれています。(ルカによる福音書22章31-34節他)しかし、イエス様は十字架ですべてを赦されました。それを見た弟子たちは、もう一度、やりなおすことができました。お子さんたちには「失敗は成功のもと」という格言どおり、赦しのあることを信じて、幼稚園ではたくさん失敗し、でも、こころから「ごめんなさい」と言うことを覚えて「赦される」希望をもって成長してもらいたいと願います。