園長便り2023-21

「友だちはいいもんだ」

園長:中村貫太郎

3月に入り少しずつ暖かい日が続くようになり、園庭も所々芝生が見えてきました。春が近づいてきたことを感じられる季節となりました。また、3学期が終わり学年を締めくくる月でもあります。

この1年で園児達にはそれぞれ成長が見られたのではないかと思います。一人でトイレに行けるようになった、折り紙で飛行機が折れるようになった、順番を待てるようになったなど“できるようになったこと”はそれぞれ違うかもしれません。しかし、それは周りと見比べて比較するものではありません。環境や過ごしてきた時間によって成長の速度も様々です。そうした凹凸があるからこそ、それぞれが“できるようになったこと”でお互いを補い合う関係を作っていくことができるのではないでしょうか。

 

年長がクラスで歌っている「友だちはいいもんだ」という曲の一節にこんな歌詞があります。

友だちはいいもんだ 目と目でものが言えるんだ

困った時は力を貸そう 遠慮はいらない

いつでもどこでも君を見てるよ 愛を心に君と歩こう

みんなは一人のために 一人はみんなのために

みんなは一人のために ひとりのために

お互いに支え、補い合いながら成長していく事ができたらどんなに良いでしょう。

 

4月から年長児はそれぞれ新たな場所で、新たな人間関係を築いていくことになります。不安なこともあると思いますが、園訓となっている「だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなた方も人にしなさい」という聖書の言葉を実践し、良い友達をつくり成長していくことを祈っています。