園長便り2018-21

「耐えられない試練は与えない」

園長:平田泰三

 

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今年度最後の通信です。1年間さまざまな形で園の活動に、ご理解ご協力を頂き、誠に有難うございました。年長組の保護者の皆様、ご卒園おめでとうございます。年少、年中組の保護者の皆様、進級おめでとうございます。園は春休みとなりますが、進学、進級の良きご準備の時となりますように心よりお祈りしています。

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園通信、何かしらお役に立てるように、またご家庭の幸せを願ってお伝えしてきました。三育幼稚園で伝えてきたことは、生涯にわたって実践してもらえたらと思うことです。わたくしの好きな聖書の言葉をご紹介します。

 「あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。」(新約聖書コリント信徒への手紙Ⅰ 10章13節)

目には見えませんが愛と命の源を 守ってくださる天の神様がおられます。この聖書の言葉は、その神様が約束しておられる言葉です。ぜひ、そのことを信じて、辛いことがあっても「あきらめず」物事に取り組む人となってもらいたいと思います。「逃れの道」とは文字通り「逃げる」ことではなく、「必ず解決できる」と信じて問題に取り組むことです。かならず「別の方法」があるということです。そのように信じて歩む時に次のような言葉があります。

「わたしたちは知っています。苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。 希望はわたしたちを欺くことがありません。」(新約聖書ローマの信徒への手紙 5章3-5節)

特に卒園していく子どもたち、そのご家庭に神様のお守りと祝福がみなさまの上に豊かにありますように、心よりお祈りしています。