園長だより2016-15

「愛」は「油」② 癒しの香油

園長:平田泰三

さまざまなことが守られて、今年の発表会を無事に終了することができました。ご参加くださった皆様、特に、舞台、控え室をお手伝いしてくださった保護者の皆様には心から感謝いたします。

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「愛は○○」シリーズ。聖書に「愛」が「油」にたとえられているところの2回目です。今回は人の身体やこころの「癒し」に用いられていた「香油」についてお伝えします。

現代のアロマセラピーをご存知の方も多いと思います。わたくしの長女は、今、横浜の病院で作業療法士として働いていますが、大学の卒業研究は「アロマオイルによる癒し効果」に関連したものでした。日ごろの働きの中で「アロマオイル」を用いることもあるようです。

北海道は「ラベンダー」でも有名ですね。ラベンダーから精製される「油」もリラックス効果があることが確かめられています。

わたくしはスイーツが好きですが、お菓子につかわれる「バニラエッセンス」や「ミント」の香りをかぐと、心がホッとします。

このようなアロマセラピーは、実は4000年前の時代からあったことが聖書に記録されています。聖書のいうところの神様は、目には見えませんが人の五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚」)を通して「愛の効果を感じられるように」してくださっているのですね。

聖書の中に、一人の女性が「香油」をイエスキリストに塗ったという物語があります。その「香油」は「ナルドの香油」と呼ばれ、驚くほど高価なものでした。(仮に、今の日本円に換算すると、300gで約300万円に相当するもののようです。)そして、「家は香油の香りでいっぱいになった」と記録されています。(ヨハネによる福音書12章3節)

みなさまのご家庭が守られて「愛の香り」で一杯になりますように、お祈りしています。愛は大切な人間関係の「潤滑油」です。