園長便り2022-11

「昼間の約2.4倍」

園長:中村貫太郎

今月は幼稚園バスへの園児置き去り事故が連日報道され、2年続けてこのような事故が起こったことに信じられない思いでした。保護者の皆さまも不安を覚えておられることと思います。事故の一報を受けて教職員間でも改めて手順を確認しました。本園で行っている方法は次の通りです。

1、幼稚園到着時、バスアシスタントによる園児の降車確認
2、バス運行終了後、運転手による座席の確認
3、バスコースの園児が登園したことを園長が確認し、登降園確認一覧表に記入

その上でコドモンへの打刻を行い、確認一覧表のコピーを各担任に渡しています。そして朝の会でクラス毎に出席確認をしています。この方法で園児をバスに置き去りにしたことは一度もありませんが、これからも園児の安全が守られるよう気を引き締めていきたいと思います。

また、園便り10号でもお伝えしましたが、9月22日~30日は秋の交通安全運動の期間でした。残念なことに北区では期間中に2名の方が交通事故でお亡くなりになっています。昨年に比べ死亡者数と事故発生件数は増加傾向にあるということです。

これからは日没が早くなり、死亡事故の多い薄暮時間を含め周りが暗い時間が長くなります。夜間は視野が悪くなるため、歩行者や自転車の発見が遅れやすくなります。夜間の死者数の割合は昼間の約2.4倍になるそうです。

日没後に徒歩で預かり保育のお迎えに来られる方は、反射材を身につけるなど自動車から見つけてもらいやすいよう対策をしていただければと思います。自転車を利用することが多い方は、自転車安全利用五則をご確認いただき、安全な走行にご協力ください。

自転車安全利用五則

1、自転車は車道が原則、歩道は例外
2、車道は左側を通行
3、歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
4、安全ルールを守る
・飲酒運転、二人乗り、並進の禁止
・夜間はライトを点灯 ←無灯火だと発見しづらく危険な上に5万円以下の罰金になります。
・交差点での信号遵守と一時停止、安全確認
5、子どもはヘルメットを着用

引き続き皆さまの安全が守られるよう、お祈りしております。