園長便り2022-08

 「ひまわり」

園長:中村貫太郎

 

夏休みはいかがお過ごしだったでしょうか。久しぶりに行動規制のない休みとなり、わたしも数年ぶりに北竜町のひまわりの里を訪れました。車窓から丘一面を黄色に埋め尽くす光景がみえてくると、一気に気持ちが上向きになるから不思議です。

会場にも「田中好子“いつもいっしょだよ”基金」「夏目雅子ひまわり基金」を応援しているという看板があり、ひまわりは多くの人を元気にしてくれるシンボルになっていることを知ることができました。

ひまわりの原産地は北アメリカ西部で、先住民の食用作物であったとされています。16世紀にコロンブスがアメリカ大陸を発見した後にスペインヘ持ち込まれ、栽培が始まりました。そこから17世紀にフランス、ロシアへと伝わっていったそうです。ロシアでは主に食用として栽培され、生産量はウクライナに次ぎ世界第二位となっています。そのような経緯もあってか、ひまわりはウクライナとロシアの国花になっています。そのことにヒントを得て、ひまわりの花で町をいっぱいにし、軍事侵攻終結を願うという活動をしている方もいるようです。

 

日本には17世紀中頃に伝わり、現在では「向日葵」という漢字で表されています。花が太陽を追うように動くことに由来しており「日廻り」と表記されることもあったそうです。英語では「サンフラワー(太陽の花)」、フランス語では「ソレイユ(太陽)」スペイン語では「ヒラソル(太陽を回る)」、ロシア語では「パトソールニチニク(太陽の下にある)」と多くの国で太陽に由来した名前が付けられ、多くの人から愛されている花です。

ひまわりの花が生長するために太陽を追うように、子どもたちもの心もイエス・キリストを見上げて成長して欲しいと願っています。2学期には三育幼稚園での心の教育を担っているプログラムを参観いただく機会を設けることができました。聖書の話を通して、子どもたちがひまわりのように、多くの人を元気にする存在として成長されることを願っています。