園長便り2021-17

「ドカ雪」

園長:中村貫太郎

昨年は冬休みが始まる直前に24時間で55センチの雪が積もりました。これは1999年の統計開始以来1位となる降雪量だそうです。年末年始はドカ雪となり、皆様も雪かきにご苦労されたことと思います。夏は猛暑日が過去最多となり、冬は1日の降雪量が過去最多となり、気候の変動を意識させられる1年でした。

さて、いまだにドカ雪に見舞われている札幌ですが、令和元年から市内の一部の地域で新たな除雪方法が試行されています。路面の荒れが目立つ時は、通行に著しい障害が出る前に計画的に圧雪路面を削る整正が主な作業で、20センチ以上の降雪がある大雪の時は、応急対応として踏み固め除雪や片道によるかき分け除雪を実施するということです。かき分け除雪の頻度を減らすことで玄関前に寄せられる雪処理の負担が少なくなるとされています。ただ、降雪に応じた除雪も少なくなるため、一定量の降雪があった翌朝などは、一時的に通行しにくい状況になる可能性があるということでした。また整正作業では出入口部分に極力雪を置かない様に左右の雪山に振り分けるため、道路わきの雪山が大きくなる可能性があるということでした。

詳しくは札幌市のHPをご覧下さい→札幌市ホームページ

記録的な大雪のためか、新たな試みのためかは定かではありませんが、道路わきの雪山も例年よりも大きくなっているように感じます。いずれにしても園バスの運行が困難な道路状況はしばらく続きそうです。バス停場所の変更や、運行が遅れることが予想されます。送迎バスを利用している皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力の程、よろしくお願い致します。

幼稚園の園庭の雪山も、昨年の2倍ほどの大きさになりました。たくさんの雪の中で、園児たちがどんな遊びを見つけ、新たな発見をしていくのか楽しみにしています。