園長便り2020-01

何を思い、何を見つけるか

園長:中村貫太郎

暖かな日が続くようになり、園庭にもクロッカスの花が咲きました。チューリップも地面から葉を伸ばしはじめ、その生長を見つける度に春の訪れを感じます。色とりどりの花が咲く季節を心待ちにする中で、幼稚園は新学期を迎え活動が再開となりました。

再開するにあたっては、園舎の清掃や消毒などの環境整備だけではなく、教職員と話し合い、クラスでの活動や園児の予想される行動についても見直しをしていきました。感染リスクを少しでも減らすために、園児や保護者の皆様には協力いただくことが増えますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

しばらくは園や自宅でも制限された活動が続くことになると思いますが、園児の心が元気に成長するよう、ご家庭でも「まほうのかいわ」を活用することをお勧めします。子どもの学ぶ力を引き出す5項目を標語にしたものです。

 

「ま」:毎日の遊びで楽しかったことを振り返り共感しましょう。

「ほう」:方法に気付くように、一緒に考えましょう。

「の」:伸びを一緒に喜び、ほめましょう。

「かい」:改善する気持ちを持てるように生活を一緒に振り返りましょう。

「わ」:分かったこと、できたことを認め、もっと挑戦できるようにしましょう。

 

実戦する時のポイントは、他人と比較するのではなく、花の生長を見つけるのと同じように、子どもがどう考えて何に気付いたのかを理解し、その過程と発見を共有して一緒に喜ぶことにあります。子どもならではの発想や発見を大切にしていきたいですね。

幼稚園で過ごす園児たちが、春を彩る花のように素敵な人に成長されることを、心より願っています。