園長便り201-16

 

人々が「One Team」となるために

園長:平田泰三

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12月、師走になりました。雪の季節にもなり年末が近いことを思います。先日、今年の流行語大賞の発表があり、ラグビー・ワールドカップ日本代表のスローガンとしてよく耳にした「One Team(ワン・チーム)」が選ばれました。今年、にわかラグビーファンになった私にとって、とてもうれしいニュースでした。

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街角やデパートはイルミネーションで飾られ、クリスマスソング、讃美歌などが流れてうれしく思いますが、本当のクリスマスの意味も知っていただきたいと思います。クリスマス、それは、人のこころに愛の明かりが灯る時、回復するときです。神様であった方が人となって、また、赤ちゃんとなって生まれられたという奇跡の物語が聖書に記されています。それは天の神様が「愛の方」であることを示しています。神様が人と同じ立場に立ってくださったというのです。そしてこの地上を共に歩まれました。愛とは「同じ立場に立ち、共に歩むこと」と記されています。

クリスマスカラーと言えば赤と緑ですが、緑は「安心」「安全」「永遠の平和」を表します。本当の平和の回復を告げるのがクリスマスの意味でもあります。「平和」とはまさに「One Team」となっている状態なのです。そのためにイエスという方が人となって、神様の愛を示されたと記されています。「あなた(天の神様)がわたしの内におられ、わたしがあなたの内にいるように、すべての人を一つにしてください」とイエスは祈られたと記されています。(ヨハネによる福音書17章21節)平和とは「争い」のない状態ではないでしょうか。家族が、社会が、世界が、地球からさまざまな争いがなくなり、「一つの平和」に満たされることをこころから願います。

もう少しで、園は冬休みになります。今年の通信はこれが最後になりますので、ひとことご挨拶申し上げます。どうぞ、よい冬休み、年の瀬をお過ごしくださいますように。