園長便り2019-09

 「モデル」という言葉

園長:平田泰三

すごしやすい季節になりました。秋の運動会が近づいています。会場となる小学校のグラウンドの整備や当日のお手伝いをしてくださるみなさま、行事に参加してくださるみなさま、いろいろと本当に有難うございます。

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自由遊びの時間、見守りをしていると、ほほえましい光景に出会います。

その一つがおままごとです。お母さんの役目、お父さんの役目、ご兄弟の役目をしているのでしょう。お母さんがお皿を洗う仕草、手を洗うしぐさを忠実に表現しているのではと思われることがしばしばあります。お子さんの食事のために一生懸命なのだなと思わされます。お子さんはちゃんと保護者の皆様の努力を見ておられるのだなと思います。

 聖書の言葉をご紹介します。

イエス様がお弟子さんたちを前におっしゃったとされる言葉です。

「わたしがあなたがたにしたとおりにあなたがたもするようにと、模範を示したのである」(ヨハネ福音書13章15節)

模範と訳されている言葉は英語では「モデル」という言葉が使われています。最近では「モデリング」という言葉を耳にされた方もあるでしょう。イエス様はお弟子さんたちに身をもって大切なことを教えられました。それは「実践」する姿でした。「互いに大切にしあう」ということはどのようなことか「実践」された記録が福音書となっています。福音書を読まれる時、親も子もイエス様の言動を「モデル」に成長できればと思います。