園長便り2019-06

 親が子を見守るように

園長:平田泰三

 

北海道は一番よい季節を迎えています。

ただ、気温が上下して落ち着きません。半袖で服では少し寒く、反対に長袖にすると少し暑いと着るものに少々困ってしまいますね。ご自愛ください。

**************************************

お仕事、子育てと毎日本当にお疲れ様です。さて皆様は「親になるための学校」というものを考えられたことがおありでしょうか。国語、算数、理科、社会を学ぶための学校はあります。大学に入る勉強をする「予備校」はあります。しかし「親になるための学校」というものはありません。多くの人は「いきなり」「こどもを授かる」という機会を通して「準備」のないまま「親」になることが通常です。不安や戸惑いが多いのは当然であり、自然なことです。

わたくしども教師は大学や専門学校で「幼児心理」「遊び」「歌」など「知識や技術」を習得する機会はあります。それらは少し「子育て」に役には立ちますが「教科書どおりに子どもは育たない」という現実があります。私は3人の娘を授かりましたが、3人三様、個性があり、上のお姉ちゃんに通じたことでも2番目の子には全く通用しないこともありました。「やっと寝てくれた」とため息をついたこともしばしばでした。そのような中、わたくしは聖書の神様の愛を知っていてよかったと思いました。

聖書では、神様が「親」人間は「子」と喩えられいるところがたくさんあります。いろいろと戸惑い、葛藤がありながら、「子のことを思わない親」はいないと思います。

人間の親を守ってくださる天の神様、親があることは心強いです。目には見えませんが、がんばっている親御さんをさらに守り、支えてくださる方があることを思っていただければと思います。

「ちょうど母親がその子どもを大事に育てるように」(テサロニケ信徒への手紙Ⅰ 2章7節)