園長便り2019-04

「V.I.P」の語源

 

園長 平田泰三

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札幌は一番よい季節になりましたね。ただ、風の強い日や急に気温が下がったりします。ご自愛ください。

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三育幼稚園で学ぶ子どもたちは「自信」をもって育ってくれることを願っています。そのために聖書のお約束をこれからも一緒に考えることができればと思っています。聖書の価値観はとても身近なところにあります。その一つが「VIP」という言葉です。この言葉の語源が聖書にあります。それは「わたしの目にあなたは価高く、貴く、

わたしはあなたを愛し・・・恐れるな、わたしはあなたと共にいる」(イザヤ書43章4-5節)という言葉です。この言葉は英語では

“You are Very Important Person”と表現され、「V・I・P」の語源となっている箇所です。

目には見えませんが天の神様がすべての人に言われている言葉なのです。そして必ず「共にいる」と約束してくださっている方の言葉です。

「自信をもって」と言われても、自分自身を見つめた時とてもそのように思えない、他者もそのように言ってくれない、と思われる現実があります。むしろ、この世の中は自信をなくさせる言葉や状況に満ちています。とくに失敗をしてしまった時など自信喪失につながるものです。この「自信」は何かできる、できないで得られるものではなく「信頼」されていること、「信じられていること」を信じることから得られるものです。聖書の言葉は「約束」です。赦してくださる神様が共におられるということを信じる時「自信」が回復するのです。なにか「できる・できない」で「自信」を持つ必要はないのです。「大切に思われていることはかわらない」「変わらない愛で守られている」と信じることから得られる「自信」があることを信じていただきたいと思います。