「節分(まめまき)」に想うこと
園長:平田泰三
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暦の上では「立春」になりますが、まだまだ雪の中、寒さの中にありますね。流感、胃腸風邪の季節です。体の温まる食事や飲み物に工夫され、お子様方とご一緒に、ご家庭でも、うがい、手洗いを励行なさってくださいね。
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さて、「節分」(豆まき)の季節ですが、聖書の文化の中にも似た考え方がありますので、今日は少しご紹介してみたいと思います。
聖書に「種まきのたとえ」(マタイ福音書13章3節~43節)といわれる箇所があります。まとめると「こころを神様の愛で一杯に満たしましょう」という内容です。
まず「豆」ですが、豆は「種」と言えるのではないでしょうか。聖書で「種」は「聖書の言葉」「神様の愛の言葉」をあらわします。「神様の愛」それは人を幸せにし、こころと行いを守るものと信じます。その言葉「種」をこころに「蒔く」のです。それはやがて成長し、「芽が出て、花が咲き、実を実らせ」ます。
「鬼」は「悪いこころ」を現すのではないでしょうか。聖書では「悪いこころ」は「自己中心の思い」とされます。愛の神様は自己中心な人間を十字架の愛で赦す方と教えられています。その愛を信じる時、「悪い心」が克服できるというのです。
「鬼は外、福は内」という掛け声を聞くと、わたくし個人的には「神様の愛がこころに一杯になるように、良くないこころはこころから出て行くように」と祈ることを思います。聖書の言葉と日本文化の重なるところです。
「節分」の時期、みなさまのこころが愛と安心感に満たされますようにお祈りしています。