園長便り2017-08

「すべてのことに意味がある」

~ 園長の子育て日記 part 7 ~

園長:平田泰三

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2学期が始まりました。どのような夏休みを過ごされましたか。しばらく会っていないと、お子さんたちの成長の変化には本当に驚かされます。上履きが「きつくてはいらないよぅ」といっているお子さん、この時期どうしても、靴や服の買い換えが頻繁となりますね。いろいろとお疲れ様です。新しい学期も、保護者の皆様と共にお子さん方の健やかな成長、安全を見守ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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引き続き自分の子育て25年をふり返り、支えられたことばをお伝えできればと思います。

今回は新約聖書 Ⅰコリント15章58節「主に結ばれているならば、自分たちの苦労が決して無駄にならない」という言葉です。

主とは「愛の神様」のことです。「無駄にならない」とは「むなしく終わらない」とも訳せることばです。時々、人は忙しさや身体的疲労のために「どうして、こんな苦労をしなくてはならないの」とため息をつかざるを得ない状況があります。それは身体的疲労以上に辛い精神的な疲労と言えます。また、時を改めてお伝えできればと思いますが、聖書は「すべてのことに意味がある」という立場をとっています。その意味とは、夫婦、親子、兄弟、あらゆる「人間関係」を通して「愛」を学ぶ、訓練を受けているといういうのですが、どのように思われるでしょうか。もし、すべてが愛を学ぶ為に許されている、と考えることができたら人は「むなしさ」からは解放されます。皆様のご家庭での「愛」がより一層深められる時期となりますようにお祈りしております。