園長だより 2016-21

 「ビジョン」と「ミッション」が決まると子育ては楽になる ②

園長:平田泰三

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今年度最後の通信です。ゆり組保護者の皆様、ご卒園おめでとうございます。各クラス保護者の皆様、一年間さまざまな形で園活動にご理解ご協力誠に有難うございました。園は春休みとなりますが、進学、進級の良きご準備の時となりますように心よりお祈りしています。

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「ビジョン」と「ミッション」が決まると子育ては楽になる、2回目です。「ビジョン・ミッション」が決まるということは「目標・目的」がはっきりするということです。「目標・目的」が決まると、楽になることが多いのです。究極的なところではアンパンマンのテーマソングに歌われている「何のために生きるのか」という問いを考えることになりますが、そのような即答するには少々時間を要するものから、「今晩のおかずは・・・」「今月の売り上げ目標は・・・」に至るまで「目標・目的」は大切です。なぜなら、「目標・目的」はこころの充実感(達成感)と深いつながりがあるからです。「目標・目的」が達成されると心は「喜び」に満たされます。一方「目標・目的」が定まらないとどうなるか・・・

心は「虚無感(むなしさ)」に占領されてしまうのです。「むなしさ」ではなく「信頼・希望・愛・喜び・達成感・充実感」に満たされるように聖書の「ビジョン・ミッション」があります。そのあたりを科学者であり聖書信仰者でもあったパスカル(1623-1662)は「人間は考える葦(あし)」と表現しました。少しおおげさに聞こえるかもしれませんが、実は子育てとはとても大きな社会事業です。これからの社会、国、世界の未来を今の子どもたちが背負っていくのです。それを支援する子育てという働きは立派な社会貢献となるのです。その重要な保護者の皆様の働き・お役目を天の神様が守ってくださり、豊かに祝福してくださりますように、心よりお祈りしています。