「愛」は「油」
希望のひかりを灯すために
園長:平田泰三
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札幌では、例年にはない時期に大雪が降りました。初めての雪かきに、最初は、降った雪にわくわく楽しく始めたのですが、最後のほうは、やはり疲れてしまって、思ったより時間がかかってしまいました。
「これはまだ序の口ですよ」という励ましの言葉に、少々ドキッとしました。ご家族みなさまの足元、外出や通勤・通学の安全が守られますようにお祈りしております。
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「愛は○○」シリーズ。今回は聖書で、「愛」が「油」にたとえられているところをご紹介します。みなさまは、「油」という言葉からどのようなものをイメージされるでしょうか。おいしい料理に必要な植物油、おしゃれなオリーブオイル、また、車の安全を守るエンジンオイル、ガソリン等、飛行機のジェット燃料・・・冬には暖かいストーブの灯油、そのほか、エステに使うアロマオイル等々。
さて、聖書にたとえられている「油」とは、第一には「ランプの油」なのです。今のような蛍光灯や、火力発電による電源がなかった頃、油は、部屋や道を照らす灯火(ともしび)をともすための燃料として貴重なものでした。真っ暗な部屋や真っ暗な道を歩くのは不安が伴います。転倒などの危険を避けるために「光」「あかり」が必要です。聖書では「光」や「あかり」は「希望」を象徴します。そのような「希望」をもちつづけるために、「愛」を象徴する「油」が必要であることが記されています。
「純粋な油をともし火に用いるために・・・」(旧約聖書出エジプト記27章20節)
「あなたの神は喜びの油を」(新約聖書 ヘブル人への手紙1章9節)
豊かに人々に与え、注いでくださる方と聖書には記されています。愛は、人のこころの「喜び」や「希望」に必要なものという表現です。