園長便り2016-05

カリ「スマ」=「神様の賜物」
園長:平田泰三

先日、園児と思いっきりかけっこをしたら、動悸がしました。子どもたちとしっかり遊べるように体力づくりの必要を感じているこの頃です。

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各クラスで茶話会が持たれたとうかがいました。どうぞ保護者の方同士、よきママ友、パパ友になっていただければと思います。そのために労された父母の会役員の皆様に感謝いたします。

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さて、「身近な聖書ことばシリーズ」3回目の今日は「カリスマ」という言葉についてお話したいと思います。「カリスマ」聖書の原語(ギリシャ語)で「Xαρισμα」と書きます。一般的には「美のカリスマ」とか、「カリスマ美容師」等、何か特別な能力、超越した才能を有している人という意味で使われていますが、聖書の原語を直訳すると、一般的に知られている言葉の意味とは少し使われ方が違い、本来の意味は「神様からの賜物(たまもの)」という意味です。もう少し、簡単にお伝えするなら、「賜物」とは、「神様からのプレゼント」という意味です。本来、誰か特別な人にだけ与えられている特殊な能力ということではなく、実は誰でも「プレゼント」してもらえるというものが「カリスマ」なのです。

ところで、少々、まだそのシーズンには早いのですが、クリスマスの時期「X’mas」という文字を多く見かけられると思います。聖書で「X」という文字は、「Xριστοσ」(キリスト:救世主)の象徴、愛の象徴でもあり、「カリスマ」の語源です。また、「mas」は「マスゲーム」の「マス」であり、「祝典」を意味しています。神様がわたしたちにプレゼントしてくださっているもの、その最も大きなものは「命」です。命は神様からのプレゼント。また「神様の愛」も「プレゼント」なのです。神様から無償の愛がプレゼントされている、その命と愛を知り、それを大切にできるとき、人は幸福感に満たされるというのですが、いかがでしょうか。三育幼稚園では、その「命と愛」を大切にすることを一番に考えています。それぞれのご家庭の「愛」と「いのち」が豊かに育まれますようにお祈りしています。