園長便り2016-02

「3秒マジック」

園長:平田泰三

新年度が始まってもうすぐ1ヵ月になりますね。園児たちもそれぞれのクラスに慣れてきて元気いっぱい、本領を発揮し始めているように思います。保護者の皆様におかれましても、日々のお仕事、育児、本当にお疲れ様です。ご一緒にがんばっていきましょう。

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先日は日曜参観、ご来園下さり有難うございました。少々狭い思いをさせたと思いますが、園児たちはご家族に見守っていただき、とてもうれしそうでした。ご協力有難うございました。

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さて、こちらの「えんちょう便り」の記事、毎回何を書いていこうか、悩んでおります。何かご家庭のお役に立てることをと願い、書いておりますが、今回は、以前、ワールドビジネスサテライトという番組が取り上げていました「3秒マジック」という取り組みについてお伝えできればと思います。それは、東京は原宿で大繁盛しているあるパンケーキのお店を取材したものでした。連日、開店から閉店まで、超満員、いつも長い列を作ってお客様が待っている人気店です。番組では、その人気の秘密を探っていました。

 

そのお店で働く従業員の方が実践されているのが「3秒マジック」というものです。そのお店で働く従業員の方は忙しくて大変です。お客様の回転率も上げなければなりません。しかし、そのような中、お店の店長さんの社員教育が「どのような動作、所作にも必ず3秒かけて行うように指導する」というものでした。「ご案内のことば」に、「出来上がったパンケーキのお皿を差し出す時」に、それが繁盛の秘訣だと。その結果「どうしてこのお店を選ばれるのですか」とのインタビューにお客様は「とても優雅な気持ちで食事ができるから」「とても自分が大切にされていると感じるから」と答えておられました。なるほどと思いました。どんなに忙しくても「3秒」を大切なお客様・相手のために提供するサービス、これが大繁盛、人気の秘密だったのです。

 

「3秒マジック」これをみなさまのご家庭でも実践されてみてはいかがでしょうか。どのご家庭も朝は、限られた時間の中、お見送り等、本当に大変だと思います。でも、登園前「3秒」かけて「いってらっしゃい」とお子様を抱きしめてあげる。そして、帰宅された時「よくがんばったね」と「3秒」お子様を抱きしめてあげる。きっとよりよい絆がお子様との間に形成されるものと思います。

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「わたしにとってあなたは大切な存在」(聖書)

お互いが具体的な行動を通して表現できるならばすばらしいですね。