園長便り

 三育教育とは

園長:村沢秀和

入園、進級おめでとうございます。幼稚園での生活は、お子さまが家庭から離れて、自分の力で前に歩き始める第一歩です。三育幼稚園の務めとは、お預かりしたお子さまが家庭の次に安心して過ごせる環境を整え、小学校生活につなげる育ちを導くことだと考えております。また、幼稚園は子どもにとって、初めて経験する集団生活です。三育幼稚園では、ひとりひとりの成長を注意深く見守りながら、個の活動から少しずつ集団生活に入っていけるように導き入れていきます。

さて、2014年度園便り第一号ということですので、三育とは何かということを簡単にご紹介したいと思います。三育というのは、知育、徳育、体育のことで、これが当幼稚園の三本柱になっています。 

知育・・・それは自ら考え、行動できる力を養い育てることです。たとえば、遊びひとつをとっても、それは大切な学習のひとつです。いっぱい遊ばせて、いろいろ体験 させて、失敗することもあるだろうけれども、その中から創造性のある子ども、自主的な子ども、思考する子どもへと導きます。

徳育・・・三育幼稚園はキリスト教の愛の精神を大切にし、身近な体験から学んでいきます。人間は知識だけ詰め込んでも人格的なバランスを欠いてしまいます。神様から愛されていることを知り、そのぬくもりの中で善悪をわきまえ、人を愛する豊かな人格形成へと導きます。

体育・・・比較し合い、競い合うための体ではなく、心で感じ、知恵を絞って考え、社会のために奉仕していくために必要な基本的生活習慣や態度を養い、健康で安全な体を育てます。

 これら三つの基本理念をもとに、三育幼稚園では様々な保育プログラムが準備されています。ぜひご期待ください。

また、保護者様からのご意見、ご要望がありましたら、遠慮なくおっしゃっていただければ幸いです。保護者の皆様と共に、より良い園作りをしていきたいと思っています。

 最後に、園長であり、同時に教会の牧師として、神様の祝福とお守りがいつも子ども達の上にあるように、お祈りしています。