園長便り

三育教育とは?

入園、進級おめでとうございます。園長の村沢秀和です。今年はまだ雪が残り、例年に比べて少し寒い春となっていますが、新学期が無事にスタートし、大変うれしく思っています。

さて、園便り第一号ということなので、今回は三育幼稚園の特徴について簡単にご紹介したいと思います。まず三育の意味ですが、これは知育、徳育、体育のことで、これが三育幼稚園の三本柱になっています。

【知育】

それは自ら考え、行動できる力を養い育てることです。たとえば、遊びひとつをとっても、それは大切な学習のひとつです。いっぱい遊ばせて、いろいろ体験させて、失敗することもあるだろうけれども、その中から創造性のある子ども、自主的な子ども、思考する子どもへと導きます。

【徳育】

三育幼稚園はキリスト教の愛の精神を大切にし、身近な体験からん学でいきます。人間は知識だけ詰め込んでも人格的なバランスを欠いてしまいます。神様から愛されていることを知り、そのぬくもりの中で善悪をわきまえ、人を愛する豊かな人格形成へと導きます。

【体育】

比較し合い、競い合うためではなく、心で感じ、知恵を絞って考え、社会のために奉仕していくために必要な基本的生活習慣や態度を養い、健康で安全な体を育てます。

これら三つの基本教育をもとに、三育幼稚園では様々な保育プログラムが準備されています。

【マルチエイジ】

また、聖書の大切な教えである「愛し、愛される」ことを学ぶために、マルチエイジ(異年齢)のプログラムも多く取り入れています。年上の子は年下の子にお世話することで、自然に思いやりや奉仕することを学びます。またお世話された子は、そこで愛されることを体験し、相手に対する感謝と尊敬が生まれ、やがて自分がしてもらったことを真似するようになっていきます。

園生活を通して、心も体も健やかに育ってほしいと願っています。また、教師たちは毎朝、子どもたちのために祈り、登園してくるのを待っています。