園長便り2019-20

免疫力アップ

平田泰三

連日、ニュースでは新型のコロナウイルスの事が取り上げられ、皆様も不安でいらっしゃることでしょう。園でも感染拡散防止策として、札幌市教育委員会の通達に基づいて、対応策を講じています。お子様の安全を第一に、この蔓延が終息へ向かってくれることを願っています。今回の問題の相手は新型のウイルスです。それは肉眼では見えないこと、現時点では治療薬が見つかっていないこと、ドアのノブ等金属上での生存期間が長いこと、感染力が強いこと等が恐れのもとです。菌としてはインフルエンザ菌よりも弱く、熱をしっかり加えることで予防できると言われています。不必要にそれらに怯えることなく、こまめに手洗い・うがいをし、触れるものを除菌するということで対処していくことが重要です。ご家庭でも防止策をよろしくお願いいたします。

私たちのできる防止策の一つに「免疫力アップに努める」という方法があります。除菌には限りがありますがこれは有効な方法の一つではないでしょうか。わたくしたちを守っているのは「免疫力」です。目に見えませんが、私たちの命を守るシステムです。免疫力は第一に体を冷やさない工夫(温かく清潔な衣服や栄養を考えた食べ物)でアップするといわれています。日本の伝統食「お味噌汁」が有効との説もあります。第2に「しあわせホルモン(セロトニン・ドーパミン・オキシトシン等)」がバランスよく出る工夫です。人が「しあわせ」と感じた時、体内ではそれらが作用しているそうです。今回「しあわせホルモン」について書く紙面はないですが、わたくしは正しく「聖書」を読み理解していただくと「しあわせホルモンがバランスよく分泌される」と思っています。「私たちは見えるものにではなく、見えないものに目を留めます。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠に続くからです。」

(コリントの信徒への手紙Ⅱ 4の18)このようなことがあると「不安」になることは仕方ありませんが、拡散防止に努め、具たくさんのお味噌汁を飲みながら、各自ができる「免疫力向上」に努め、歩んでいきたいと思います。