園長便り2018-11

 自分で考えて判断して行動できるため

園長:平田泰三

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朝夕の気温がぐんと低くなりました。健康第一で、一番季節がよい時期、短い北海道の秋をお過ごしくださいますように。

先の運動会では保護者の皆様のご参加、ご協力誠に有難うございました。地震でどうなるかと思いましたが、無事に実行できてよかったです。お子様方の元気な姿に励まされました。

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幼稚園の時期から将来に備えることを考えています。聖書の言葉を2つご紹介します。

 

「あなたの承諾なしには何もしたくありません。それは、あなたのせっかくの善い行いが強いられたかたちではなく、自発的になされるようにと思うからです。」

(新約聖書 フィレモンへの手紙 14節)

 

「わたしはこう祈ります。知る力と見抜く力を身に着けて、あなたがたの愛がますます豊かになり、本当に重要なことを見分けられるように」

(フィリピの信徒への手紙1章9-10節)

 

人は、物事の判断を「強制」されることは苦痛を伴うものです。聖書は「自発性」を大切にします。そのために「承諾」が必要なのですが原語では「承諾すること」を「アーメン」といいます。

さらに、自分で考えて、判断して、行動することが「自己中心」にならないことは大切です。そのためには人間を超える「神様の愛」があること、価値観があることを「知る」ことが大切になってきます。そのことに「同意・承諾」することで、決してその判断、行動は自己中心になることはありません。自己中心にならないため、「祈る」必要があるのです。祈りの本質は「よい判断(愛の判断)ができますように」というものです。祈って、判断し、決定し、行動する時、「知る力」「見抜く力」が与えられるとあります。しあわせな人生の基礎は「よい選択・決断」にあるのではないでしょうか。
幼稚園の時期から、祈って、行動するという習慣は、お子さんの将来にとって必ず祝福となります。幼稚園の時期からこの祝福に通じる「習慣」を身につけてもらいたいと願っています。