園長便り2018-09

アクセル、ブレーキ、ハンドル

園長:平田泰三

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幼稚園では運動会に向けて子どもたちは一生懸命練習に励んでいます。当日の天候が心配されますが、保護者の方々のご協力、ご声援こころから感謝いたします。気温がぐんと肌寒くなっています。どうぞご自愛ください。

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今の時期から子どもたちがぜひ身につけてもらいたいこと、神様の愛があることを自動車の運転にたとえてみたいと思います。神様の愛があることを知ることは、こころの「アクセル」「ブレーキ」「ハンドル」を身につけることに喩えられるのではないかとわたくしは思っています。人生がよく旅にたとえられますが、車の旅にたとえたとき、神様の愛は「油:ガソリンやエンジンオイル、冷却水」(マタイ25章1-13節、ヨハネ福音書4章14節)にたとえられるでしょうか。そのような点ではそれらを補給する「ガソリンスタンド」は「聖書」であり、「教会」にたとえられるでしょう。「ガソリン・油・水」等わたしたちは、それらがきちんと整えられていることを確認して、運転席に座ります。

アクセルは「前進」させるものです。「勇気」や「元気」にたとえられるでしょう。

一方「ブレーキ」ですが、「アクセル」とは一見逆の働きかのようですが、「安全」を守るために「停止」することも大切です。ブレーキは「自制心」特に悪いことにたいして「ノー」ということこれも「勇気」と言えるでしょう。ブレーキがない自動車は怖いものです。「アクセル」も「ブレーキ」も人生が「暴走」しないために大切です。

わたくしは「運転」の中で「ハンドル」が最も大切だと思います。ハンドルは「方向」を決めます。右か左か真っ直ぐか・・・それは「意思・意志」の力にたとえられるでしょう。
幼稚園の活動を通して、こどもたちが今の時期からこころの「アクセル」「ブレーキ」「ハンドル」について理解できるような関わりを目指しています。(新約聖書フィレモン14節)