園長便り2018-02

 約束したことを守る・信じる姿勢

園長:平田泰三

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園庭のチューリップが今にも咲き始めそうです。桜前線も北海道に上陸したとのニュースを聞きました。まだ寒い朝もあります。季節の変わり目、ご自愛ください。また、楽しいゴールデンウィークをお過ごしくださいますように。

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園長通信は、何かしらみなさまのご家庭の幸せにつながれば、と思い書かせてもらっています。

聖書は神様の「約束のことば」集と言ってもいいでしょう。聖書は「旧約聖書」と「新約聖書」という部分に分かれていますが、それぞれの「約」は「約束」の「約」なのです。少し難しい言葉で表すなら「契約」の「約」なのです。

聖書を大切にする姿勢は「約束を大切にする生きる姿勢」につながります。「約束」の土台は「信じる」こと、「信頼」することです。いろいろな詐欺事件等が横行すると世の中「信じられない」状況が増えていきます。「信じられない」状況は人々のこころを「不安」にさせます。その様な中にあって「信じてあげる」ことはとても大切なことです。子どもが物事を実行するのには「時間がかかるもの」です。また、失敗もするでしょう。しかし、ぜひ「信じ続けて」「待って」あげてほしいのです。そして約束を実行できたときは、たくさんほめてあげてください。誰かから「信じて」もらっていることを体験することは、その子の「自信」につながります。三育幼稚園で学ぶ子どもたちが「自信」をもって育ってくれることを願って、聖書のお約束をこれからも一緒に考えていきたいと思っております。

聖書の神様のお約束の一つをご紹介します。

「わたしの目にあなたは価高く、貴く、わたしはあなたを愛し・・・恐れるな、わたしはあなたと共にいる」(イザヤ書43章3-5節)

この言葉は英語では“You are Very Important Person”と表現され、「V・I・P」の語源となっている箇所です。目には見えませんが必ず「共にいる」と約束してくださっている方の言葉です。