園長便り2018-01

ご入園、ご進級おめでとうございます。

園長:平田泰三

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2018年度が始まりました。新入園児保護者の皆様、ご入園おめでとうございます。また、在園児保護者の皆様、ご進級おめでとうございます。園庭にたくさん積った雪もすっかり溶けて、黒い大地が現れ、北海道の春を感じます。

今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

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毎年この号は、三育幼稚園の園訓についてお伝えしています。園長通信は、何かしらみなさまのご家庭の幸せにつながれば、と思い書かせてもらっています。お読みいただけるならうれしいです。三育幼稚園の園訓は「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あながたがも人にしなさい」(マタイ福音書7章12節)という聖書の言葉です。この聖書の言葉は、欧米社会では「黄金律(ゴールデンルール)」と呼ばれ、人が本当に幸せに生きる秘訣として多くの人に知らせている言葉です。この原則が成り立つ為には、いくつか必要な前提があります。第1に、天に愛の神様がおられすべての人を大切に思ってくださっているということを知ることです。第2番目に、聖書の神様の愛は「無条件」なのですが、「その愛をプレゼントとして受け取っているのだから」となります。ちょうど太陽の光が地球全体を照らしているように神様の愛がわたしたちを包んでいる、その愛をエネルギーとして受けて、植物が育つように、わたしたちも成長できるというのです。神様の愛は人間関係を豊かにする「潤滑油」(マタイ福音書25章4節他)とも書かれています。第3番目にこの原則には「想像力」が必要になるということです。「他者の状況を想像する=相手の立場に立つこと」特に、相手の辛さや痛みを想像できなければいけません。それを「優しさ」と表現できるでしょうか。聖書の原則に生きるというのは「互いに思いやりをもって」生きることにつながります。しかし本当の「優しさ」には「厳しさ」が伴うのかもしれません。たとえ「厳しさ」が伴っても、「神様から守られていること、大切にされていることを信じて、相手の立場に立って行動できる人」を育てることを目指しています。

三育幼稚園では「優しいこころ」を与えてくださる天の神様がおられることを、こどもたちと一緒に考えます。