園長便り2017-20

 「十字架の愛①」

 園長:平田泰三

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3月になりました。年度末で各ご家庭も何かとあわただしく、お仕事面でもお忙しい時期かと存じます。3月もご家庭が豊かに祝福されますようにお祈りしています。

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一年を通じて、この園通信を読んでいただき有難うございます。今年度の園通信も今回を含めて2回となりましたので、聖書の中心となっている神様の愛、十字架について少しお伝えできればと思います。

「十字架」はご存知のようにキリスト教会のシンボルとして建物に掲げられています。ある方はおしゃれなアクセサリー、ネックレス等で、身につけておられるかもしれません。また、身近なところでは、病院や安全第一マークのモチーフになっています。教会では「十字架」を神様の人々への愛が最も表れているところとし、信頼・信仰の中心としています。

 さて、キリスト教界でなくても、「十字架を背負う」という言葉は一般の慣用句ともなっています。その意味は「責任を負う」という意味ではないでしょうか。「責任を負う」と考えた場合、社会で、ご家庭で、皆様はさまざまな「責任」を負っておられるのではないかと思います。特に「子育て」という大きな「責任」を負っていらっしゃること、誠にお疲れ様です。

聖書では、目にはみえませんが、苦労しながらも「責任を全うしよう」とされる皆様をさらに、支え、必ず人生を祝福される存在、総責任者(CEO)がいらっしゃると伝えます。聖書に次のような言葉があります。「あなたたちは生まれた時から負われ、胎をでたときから担われてきた。同じように、わたし(神様)はあなたたちの老いる日まで、白髪になるまで、背負って行こう。わたしはあなたたちを造った。わたしが担い、背負い、救い出す」(イザヤ書46章3-4節) ぜひ、この方がみなさまと共に「十字架(責任)」を背負ってくださっていることをこころに留めていただければと思います。