園長便り2017-10

 いちばん「安心」できるところ 

園長:平田泰三

*********************

9月10日幼稚園の最大の行事、秋の運動会が保護者のみなさまのご参加、ご協力により無事に終了できましたことを心からお礼申し上げます。事前の準備~当日のボランティアと貴重なお時間を有難うございました。一生懸命がんばる子どもたちを見守り、応援される保護者のみなさまのまなざしが温かかったです。

*********************

聖書のことばを一つご紹介します。聖書の神様は「あなたを母の胎内に形づくり、あなたが母親の胎内にいる時から、あなたを見つめてきた」と、そして「あなたを後ろからも前からもあなたの歩みを守る」(旧約聖書 詩篇139編)と言われる存在です。 お母さんのお腹の中は、世界で一番安心できる場所といわれています。人はその安心できる場所から引き離されるので、生まれてきた時、激しく「泣く」という説もあります。元気に泣く事で「肺呼吸」が始まり、この地上での生活の第1歩が始まるのですが、人が生きる為には、どうしてもお母さんのお腹の中のような「安全基地」が必要となるようです。

ところで、お腹の中にいる赤ちゃんを保護しているものを「羊水」といいます。その語源の詳細を知りませんが、とても興味深い名称です。

聖書で「羊」と出てくると「イエス=キリスト」が「神の小羊」とされ「救い主」を現します。

また「水」も神様の愛を象徴しています。人の存在はお母さんのお腹の中から神様に守られている、保護されているということを思います。わたくしは娘3人とも、立会い出産をいたしました。とても感動した場面でした。なにか子どもとの関係がぎくしゃくする時は、その時の感動を思い出すようにしています。「羊水」に包まれて成長し、「羊水」に保護され守られているように、神様は私たちを包み込んでくださっているのです。