園長便り2017-05

「耐えられない試練は与えない」

~ 園長の子育て日記 part4

園長:平田泰三

先日の親子遠足ご参加有難うございました。体調やご事情で参加できなかったお子さんもありましたが、保護者の皆様のご協力心から感謝いたします。6月になりましたが、まだまだ肌寒い日があります。ご自愛くださいね。

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自分の子育て25年、その間とても支られ、子育てが随分楽になった言葉をご紹介しています。今回は「耐えられない試練は与えない」という言葉です。この言葉は新約聖書第1コリント10章13節に書かれています。少し全体をご紹介してみます。「あなたがたの会った試練で、世の常でないものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に会わせることはないばかりか、試練と同時に必ずそれに耐えられるように、逃れる道をも備えてくださるのです」

さて、子育ての時期というのは子育て以外にも、さまざまなことが重なるものです。家事全般、会社のことや仕事面で、またある人にとっては、年老いていく親や家族のお世話が重なったり、人生の諸問題も同時進行でこなしていかなければならない時期でもあります。ご家族全員で役割分担ができればいいですが、核家族化の中、協力者を得にくい事情もあると思います。神様は「耐えられない試練は与えない」厳しい言葉に聞こえるかもしれませんが、もしこの約束をその通りだと思われるなら、大変な現実を頑張りぬく力となります。「逃れの道」とは、「必ず別の方法がある」という意味です。そのように信じるならば、その問題をしっかりと見つめ、落ち着いて取り組むことができます。問題解決のために、知恵が与えられ、あらゆる方法を考えていくことができるようになるのです。