園長だより 2017-17

 「信頼・希望・愛」という「ビジョン」

園長:平田泰三

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新学期・新しい年の歩みが始まりました。皆様ご家族と共に2017年良い年を迎えられたことと思います。新しい年も皆様のご家庭が豊かに祝福され、守られますようにお祈り申し上げています。今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

我が家も久々にお正月には、家族が全員揃いました。横浜で働く長女、関東の大学で学ぶ次女、寮生活をしている中学生の三女、短い休みでしたが家族全員で過ごすお正月はとても楽しいものでした。

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さて、今年もみなさまの幸せを願い、聖書からのお話を続けてみたいと思います。今回ご紹介するのは、身近な言葉として知られている「ビジョン(vision)」という言葉です。皆様が一番身近に感じられるものとしては「TV(テレビジョン)」の「ビジョン」でしょう。聖書では「幻(まぼろし)」と訳されています。(旧約聖書ヨエル書3章1節他多数)

日本語で「幻」というと「幻覚・幻想」のような非現実的な世界をイメージさせる言葉かもしれませんが、聖書の「幻(ビジョン)」は、現実を生き抜いていくために必要なこころの支え、思いのことであり、その本質は「信頼」「希望」「愛」(新約聖書 コリント人への第一の手紙13章13節)なのです。人と人が信頼し合えるように、どんな苦しい状況にも希望をもって歩めるように、神様の愛が必ず共にあるという「思い」「確信」を神様は人のこころに「思い描ける」ように助けてくださるというお約束です。人生や生活面で「良いビジョン」を思い描くと、必ずそれは「良い方向」に向くものです。2017年もいろいろな出来事が起こると思います。それは、決してうれしい事ばかりではないでしょう。しかし、どんな事が起こったとしても、「信頼」「希望」「愛」という「ビジョン」が皆様の大切な生活、ご家庭を守って、さまざまな状況を乗り超えていかれる支えとなりますようにと、年頭にあたり、心よりお祈りしています。